何をやってる、ウサギさん!| 閉門即是深山(菊池夏樹) | honya.jp

閉門即是深山 400

何をやってる、ウサギさん!

『うさぎと亀』の物語の中で、鈍い亀が寝ているウサギに言うシーンであり、力のある者に弱い者が言うセリフである。

厚生労働省の有能な役人たちに、また、それを取り仕切る大臣や議員、政府に特別な関係があるお医者さんたちに吐き捨てるような私の思いの言葉である。

以前から、都や政府や役人たちは、若い世代の人たちにコロナのワクチンを摂取してもらいたいが、新聞やテレビのニュースを見ないで、ゲームやSNSばかりに明け暮れている若者たちに、新型コロナワクチンを摂取する意味合い、そして摂取することが家族にとって国にとって大切なんだ!との考えを浸透するには、どうしたらいいか?議論に議論を重ねていたと思う。

テレビを見ないのに「ワクチンを摂取しないと、こんな辛い思いをしますよ!若くとも酷い後遺症が残る恐れもあるし、お爺ちゃんやお婆ちゃんにうつす危険もある。お母さん、お父さんや兄弟姉妹に家族感染させたら、あなたが困るでしょ?だから、お願いだからワクチンを摂取してくださいよ!」菅の爺さんも都庁の小母さんも何かと言うと、この言葉を付け加えていた。それも彼らが思う若者が観ないテレビにまで政府広報の宣伝まで作って流していた。

ところが先月、渋谷で若者のために予約なしで出来る接種会場が出来た時、早朝1時から摂取するために、県を跨いでも若者が集まってきた。「予約しなくていいと聞いたから!」「家族にうつすのが辛いから」「夏休み中に1回でも摂取しておきたいから」「この日のために会社に休暇願を出して空けておいたから」「試験前に摂取しておきたいから」と理由はさまざまだが、1000人以上の列が出来たという。

意識調査では、若者の8割は「コロナが怖いから摂取したい」との希望だという。後の2割は、後遺症が怖いから様子見をしたいらしい。若い人たちの意識を国は、ちゃんと把握しているのだろうか?まさか「若者は能天気だから、何を言っても聴いちゃくれめい」なんて勝手に思っているのだろうか!

摂取したい理由は様々だが、ちゃんと今の現状を若い人達は把握しているのだ。テレビのニュースでは「300名分しか用意していないので、ここまでのひとしか摂取できません!」と、希望して、勇気を出し、なけなしかも知れない電車賃をかけて集まった若い人を返している。まるで、死ぬか生きるかで救急搬送をしている救急車を足止めしているのと似た光景である。

若者の身になれば「冗談じゃねぇ、予約しないでも摂取できると言ったじゃねぇか?嘘つきめ、2度とあんな所に行くかよ!」そう思われても仕方ない。国、政府の体たらくである。役人も政治家も税金で食っている。「国民を守る義務がある」と菅さんは、困るとすぐに言っているじゃないですか?決め台詞のように!300名分しかなければ、調達してくれば良いわけで、本当は足りてなんかいないと疑われてもしようがない!

いや、ここにいるのは労働者で、誰々というお偉いお方たちの印鑑が20~30書類になければワクチンをくれないんです。が、本音か?厚労省のお偉い方の特権か?摂取してやるんだから文句いうなよ!黙ってお上に従えと言いたいのか?もう1度言う。「何をやってるウサギさん!」